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2011年3月22日火曜日

ブログ移行のお知らせ

ダイブネットの「スタッフブログ」は

http://ameblo.jp/divenet-blog/

こちらに引っ越しいたしました。
今後ともよろしくお願いいたします。

2011年3月7日月曜日

映画 『ミツバチの羽音と地球の回転』


こんにちは。茂木です。
今日は朝から雪が降り、寒いですねー。春が待ち遠しいです。

さて私は昨日、ずっと見たかったドキュメンタリー映画『ミツバチの羽音と地球の回転』を観てきました。
上映終了後トークショーがあり、監督と一緒に写真を撮ってもらいましたよ。(上左:鎌仲ひとみ監督)

本作品は、先日のブログでもお伝えした、山口県・上関で原発計画に向き合う祝島の人々のことと、脱原発の考えの下、持続可能な社会作りを進めているスウェーデンの現状を描いた映画です。

映画は、祝島のおばちゃんが生い茂ったヒジキを刈るシーンから始まります。ここだけ観ただけでも、海の恵みとこの島の人たちの大切な繋がりがわかるような気がしました。そしてストーリーが進むにつれ、なぜ30年近くもこの島の人たちが原発に反対してきたか、行動し続けてきたか、増々わかるようになりました。いろいろ知ると、私は単なる傍観者でいたくないな、と強く思いました。
原発予定地となっている海には、絶滅危惧種のカンムリウミスズメやスナメリが棲息していたり、はたまたきれいな砂地にしかいないナメクジウオが棲んでいます。そういったことも含め、やはりこのまま残しておきたい、という想いが強くなるばかりでした。
一方スウェーデンでは、自分の好きな電力会社と契約できることを知り、驚きました。ほとんどのスウェーデン人は、エコマークが付いている自然に優しい風力発電などの電力を選んでいるとのことです。日本では最初から決められていて、選べる余地なんてありませんよね…。

今回私が鑑賞した回は、立ち見のお客様が出るほど、たくさんの方が観に来られていました。口コミで知って観に来た方が多いようです。年齢層も幅広く、男女比もほぼ半々といった感じ。環境問題や原発などの社会問題に関心の高い人が増えているように感じました。

でもこういうことが起こっているのに、全国レベルでメディアが報道することはありません。よって祝島のことを知らない人がいっぱいいます。
しかしながら、いまはネットなどの発達により自ら情報を手に入れられる時代です。また自らが発信者にもなりうる時代。情報ツールを選んで、真実を知ろうとすることが大事なのではないでしょうか?

この日は、記者クラブめった斬りで有名なジャーナリスト・上杉隆氏と鎌仲監督の対談があったので、それを目当てに来た方も多いと思われました。
我が国のブラックボックスに踏み込んだトークは痛快で、聞いてて「そうだ、そうだ」と納得することも多かった。メディアの在り方や、古い仕組みからの転換についてなど、考えさせられること満載でした。

本作品、渋谷ユーロスペースにて3月31日まで、公開延長が決まりました。
気になる方は、ぜひご覧になってみてくださいね。

☆ミツバチの羽音と地球の回転☆
http://888earth.net/index.html

2011年3月3日木曜日

リレーコラム『潜魂(もぐりだま)』第31回を更新しました


第31回目は、長崎県・五島列島「ダイビングハウス浩ちゃん」でガイドをする戸崎桂さんです。


幼稚園の先生からダイビングインストラクターに転身したきっかけや、地元、五島列島の海の魅力などを語っていただいています。ぜひご覧ください。

http://www.umi-mogura.jp/action/diary/diaryDetail?diaryPk=16428
(閲覧するには、うみもぐらへのログインが必要です)

2011年2月25日金曜日

山口県・田ノ浦の原発建設問題

こんにちは、茂木です。今日は少し真面目な話を。

いま、山口県上関・田ノ浦の海で新たな原子力発電所の建設計画が進められている。この原発は、瀬戸内海の入り口にある美しい湾を埋め立てて建設される。
建設予定地の真向かいに位置する祝島(いわいじま)の人々は26年間、建設に反対してきた。田ノ浦の海は、昔から祝島の漁師にとっても最高の漁場とされてきた大切な海なのだ。そこがいま危機に立たされている。みなさんは、知っていますか?

多くの人は、この事実を知らない。メディアはほとんど報じていない。でも「建設に反対」の声をあげ立ち上がる人が増えてきているのも、また事実。

都市にいると、多くのモノが溢れていて、何不便なく感じる。けどよく考えてみれば、食べるものや、水や電力などのエネルギー等、生活に必要なモノのほとんどは都市周辺部いわば田舎からの供給に頼っていることが多い。とりわけ水やエネルギー供給のために犠牲になるのは過疎化する地域の場合が多く、そこには昔からの自然や人の暮らしというものが根付いている。今回の祝島の件もそうだ。きれいな海や人びとの生活をぶち壊して、電力エネルギーを生産するために原発を造ろうとしている。どうしても造らなければならないのか?その方法しかないのか?

いま祝島では、原発を作ろうとしている中国電力と、それに反対する人々との間でかなり緊迫した状況が続いている。

今回少しでも多くの人にこの現実を知ってほしいと思い、ここで紹介させていただく。

●U-STREAMで、生中継
http://www.ustwrap.info/multi/7222191::7083136
(※生中継がされている時間は、画像と音声が流れます。中継のない夜間などは、画面は暗くなります)

●田の浦で起きていることを書いたブログ
http://ameblo.jp/nijinokayaker/

2011年2月22日火曜日

海もいいけど、山もいい。


こんにちは、茂木です。
いま海では、新ワカメが食べごろとなってますね〜。今回は海ではなく、山の話を。

先週末、長野県の白馬にスキーに行ってきました。学生時代にはよくスノボに行ってたものの、スキーなんてやるのは、たぶん高校のスキー教室以来でして…。加えて、高所恐怖症の私はリフトやゴンドラが怖い!じゃあなんで行くの!?って言われると、雪山を見たかった、が理由になるのですが…。白馬五竜という、なんとも強そうな名前のスキー場に行ってきました。

私がトライしたのは、カービングスキーってやつです。みなさんはやったことありますか?従来の板よりもターンしやすく、面白かったです。最初は何をするにもぎこちなかったのですが、スピードに慣れてきたら結構いけました。でも白馬はオリンピック選手も輩出してたりするだけあって、全体的にレベルが高い人が多い気がしました。小学生くらいの子でも、いっちょまえのフォームで私を抜かしてゆくのですよね…。でもスキルよりも、自然を見ながら気持ちよく滑れたのがよかった!晴れていたので、眺めは最高でした。



余談ですが、雪山でみるインストラクターさんは、どうしてあんなかっこよく見えるんだろう。ゴーグルや偏光グラスが決めてなんだろうか?もちろんスキーが上手いのもありますが。舞台は違えど、海で働くダイビングのイントラさんもかっこよく見えますよね。こちらはウエットスーツ効果もあるのだろうか。
いずれにしろ、大自然の中で体を動かす姿は清々しく、いいものですね!これを機に、たまには山に滑りにいこうと思ってます。

2011年2月18日金曜日

映画『レイチェル・カーソンの感性の森』試写会。


こんにちは、茂木です。
この度、私が敬愛する海洋生物学者であり作家の、レイチェル・カーソンの遺作『センス・オブ・ワンダー』が映画化されたということで、試写会に行ってきました。

『センス・オブ・ワンダー』は、初めて読んだとき、なんて美しい本なのだろうと感動し、それから私の本棚の一番手に取りやすいところにおいてある大切な本です。

本書を読むまでは、世界で初めて農薬などの化学物質が環境に与える危険性を告発した『沈黙の春』が私のバイブルでした。この本はご存知の方が多いかと思います。でもこの『センス・オブ・ワンダー』を読んで以来、バイブルがそれへと変わりました。彼女が持つ自然に対する繊細な感覚に心奪われ、自分もそれに近づけるよう、心がけてきました。彼女から受けた影響は大きいのです。
今回映画化されたことを知り、これは観なきゃ!と思いました。生きている彼女に会えるような気がして、ドキドキしながら鑑賞しました。



この映画は、とてもシンプルでストレートな構成です。カーソンが余生を送ったメイン州の海岸にあるコテージで、主演女優のカイウラニ・リーが語るシーンが大半となっています。椅子に座りながら、自身のこと、自然の美しさなどを切々と語ります。シンプルゆえメッセージ性が強く、彼女の口から紡がれる一つ一つの言葉が、直球で心に入ってきます。

中でも私のお気に入りのシーンは、カーソンが甥のロジャーと共に、海岸生物と触れ合うシーンです。自然と向き合う静かな時の流れを感じることができて、とても好きです。
海のにおいや、鳥のさえずり、木々のざわめきが感じられる場面も多々あり、心地よくリラックスできます。

主演女優のカイウラニ・リーは、これまで18年もの間、カーソンのメッセージを伝えようと、一人芝居でカーソンの最後の1年を演じてきたそうです。日本では、2005年の愛知世界万博で上演されました。それを今回映画化するにあたり、彼女は細かい表現などを監督に修正されながら演じきりました。

何度か『センス・オブ・ワンダー』を読んでいる私は、カーソンのイメージがすっかり出来上がっていたのですが、映画を見終わり、リーがカーソンだったのではないか、と感じるくらいぴったりなイメージだと思いました。



「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないのです。
―レイチェル・カーソン。
『センス・オブ・ワンダー』の中に出てくるこの言葉に、彼女が伝えたかったことのすべてが含まれているように思えます。

それは「自然と触れ合えば皆、自然と恋に落ちる。」というカイウラニ・リーの言葉にも通ずるものだと思います。
自然と直接触れ合うことが、自然を守る一番の近道ということ。私も普段海にいるとき、いつも海に「ありがとう」と思います。そういう気持ちは、直接触れ合わないと、わからないことなのかもしれません。なにげなくそこにある自然を愛おしいと思えるだけで、どれだけ生きることが楽しくなることか。

"「センス・オブ・ワンダー」=自然の美しさや神秘さに目をみはる感性" を忘れないで生きてゆこう、と改めて感じています。
海や環境に興味がある方は、ぜひ観にいかれてくださいね。

映画『レイチェル・カーソンの感性の森』公式ホームページ
http://www.uplink.co.jp/kansei/

(2008年/アメリカ/カラー/16:9/HD/英語/55分)
監督:クリストファー・マンガー(『ウェールズの山』、『ガール・フロム・リオ』)
脚本・出演:カイウラニ・リー/プロデューサー:カレン・モンゴメリー、カイウラニ・リー
撮影:ハスケル・ウェクスラー
配給・宣伝:アップリンク

2011年2月26日(土)より
渋谷アップリンクほか、全国順次公開

渋谷・劇場マップ

2011年2月17日木曜日

リレーコラム『潜魂(もぐりだま)』第30回を更新しました


第30回目は、屋久島で「屋久島ダイビングライフ」を経営している高久至さんです。



素潜りでひたすら深みを目指した大学時代のことや、屋久島のみならずこれまで感動した海のことを語っていただいています。ぜひご覧ください。


http://www.umi-mogura.jp/action/diary/diaryDetail?diaryPk=16371
(閲覧するには、うみもぐらへのログインが必要です)

2011年2月3日木曜日

リレーコラム『潜魂(もぐりだま)』第29回を更新しました


第29回目は、北海道・知床で「知床ダイビング企画」を経営している関勝則さんです。



ガイドダイバーとして長年見てきた知床の海ならではの魅力や、またその変化などについて語っていただいています。ぜひご覧ください。

http://www.umi-mogura.jp/action/diary/diaryDetail?diaryPk=16331
(閲覧するには、うみもぐらへのログインが必要です)

2011年1月31日月曜日

サカナをおいしく食べるためのイベント

こんにちは、茂木です。昨日は東京にもパラパラ雪が降りましたね。
寒くてぶるぶるしてましたが、私は東京海洋大学で開催された市民公開セミナー(ぐるなび主催)に参加してきました。下の写真は、当日展示されていた珍しい魚たちです。


テーマは「~もっとサカナを知る!~まだ食べたことのないサカナを勉強する会」。
ズバリ、漁で獲れても捨てられたり、地元の人だけに食べられる一般には出回らない「未利用魚・低利用魚」の利用方法や、魚の美味しい食べ方についてです。

漁でいっぱい獲れても、その魚がマイナーで一般消費者にニーズがないとされれば、捨てられてしまう現状…。本当は美味しいかもしれないのに、もったいないですよね。日本の年間漁獲量のうち30%もの魚が、実はこの「未利用魚」だそうです。こういった現状をどうにかしていこう、と立ち上がった魚の達人。


西潟氏(写真上)と、上田氏(写真下)。



今をときめくお二人。通称「雑魚(ざつぎょ)の達人」西潟正人氏と、水産庁加工流通課に勤めながら魚食普及に奮闘する上田勝彦氏です。

実体験に基づくお話は、お堅い感じじゃなく、わかりやすくためになる話ばかりでした。未利用魚をおいしく食べるには?ゲテモノを人気商品化するには?現代の魚バナレをどうしていくか?など。

ダイバーのみなさんは、海に行ったら、アフターダイブで美味しい魚料理を食べるのが楽しみじゃないでしょうか?新鮮なお刺身とか、脂がのった焼き魚とか最高ですよね~。
やはり「食」に関することは気になるもの。だってだって、おいしいものが食べたい!ですよね。でも本当は、みなさんが普段食べている魚以外にも、もっともっとたくさん美味しい魚がいるんです。

今回改めて知った、そんな目からウロコ情報の一部をご紹介します。

例えば、普段釣れても捨ててしまうような魚…ネンブツダイ、アイゴ、ゴンズイなど。これらも実は食べると美味しいらしいです。

福島では「ミズドンコ」と呼ばれる、見た目グロテスクなクサウオ(写真下)は、ゼラチン質でとっても美味しいとか。


特に卵巣(写真上)がおいしいらしい!卵巣を浅塩で漬けた後、お酒にちょっと漬けて食べると最高らしいです。最近ではこの魚のおいしさがわかり始め、福島の漁師さんも捨てることが少なくなってきたとか。見た目だけじゃ、わかりませんな。


トウゴロウイワシ(写真上)は、頭と内臓を取ったら、生のまま塩だけで食べるとおいしい!


ニザダイ(写真上)は、尾柄部の3の字の部分の棘に注意しそこを切ったら、刺身でも煮付けでもGOOD。磯臭さが多少あるけど、それも魚の風味だと思って食べるとおいしく感じる。


ヒイラギ(写真上)なんて、最近神奈川では「たたみイワシ」みたいに、「たたみヒイラギ」として食べるみたいです。

あー知らなかった…。日本には300種類くらい食用になる魚がいるっていうから、できるだけ食べてみたい!改心します。ぜひみなさんも、レッツトライ!

2011年1月28日金曜日

映画『180° SOUTH』ワンエイティ・サウス

             (C) 2009 180°SOUTH LLC.

こんにちは、茂木です。
最近、久しぶりにワクワクするドキュメンタリー映画を観ました。

『180° SOUTH』ワンエイティ・サウス。

ストーリーは、1968年、パタゴニアの創業者、イヴォン・シュナードと、ザ・ノース・フェイスの創業者、ダグ・トンプキンスが南米パタゴニアを目指して行った「人生最高の旅」から始まる。彼らの旅の記録は、16mmカメラに収められていた。
そして、その後1990年にたまたまその映像をみた青年ジェフ・ジョンソンが、自分もいつか二人のような旅をしたいと、それを実現させるまでのさまざまな出来事が描かれている。

大自然の映像と共にいろんなシーンが出てくるけど、今にも滑り落ちそうな雪山にアタックしたり、サーフィンでデカい波にロングライドするシーンはとにかくスゴイ。一般人の私から見ればかなりめちゃくちゃなのだけど、そこがまた面白かった。一瞬、なぜ命をかけてまでこんな危険なことをしたがるんだ?って思うのだけど、それを「する」気持ちもなんとくわかる気がした。

知らないところに行ってみたい、と思うことは誰にでもできるが、それを実現させるのはそう簡単じゃない。特に高峰の頂上を目指すには、相当の準備が必要だと思う。本作品では、ジェフ・ジョンソンたちがパタゴニアの高峰コルコバト山の登頂を実現させようと、さまざまなトラブルを乗り越えながら進んでゆく姿が描かれている。目標を達成することも大事だけど、何か予想外のことが起こったときこそ、彼らのように対処できる礎を自分の中にも築いてゆきたいと思った。

見終わると、どこかに行って何かやりたくなった。心が元気になったせいかな。
海とか山とかアウトドアとか自然。そうゆうのが好きでもそうでなくても、何かが残る、映画だと思う。いろんな人に観てもらいたい。

それから、BGMで流れるジャック・ジョンソンの曲は、映像によく合いとても心地良かった。おっきなスクリーンで、パタゴニアの風景をみているだけでも楽しいけど、何より映画を観ている間、自分も旅をしているような気になれてワクワクした。

そして最後の方に出てくる、イヴォン・シュナードの言葉「世の中のほとんどのことは、方向転換すれば解決する」が、頭の中でしばらくぐるぐるしていた。

今回、制作スタッフも豪華。ぜひご覧あれ。


映画『180° SOUTH/ワンエイティ・サウス』オフィシャルサイト

『パタゴニア』より、映画の最新情報

2011年1月20日木曜日

リレーコラム『潜魂(もぐりだま)』第28回を更新しました


第28回目は、セブで「Paradese-Gobies-Divers」を経営している二瓶 立行さんです。



ダイビングを始めた意外なきっかけなや、現存の図鑑では追いつかないほど生物が豊富なセブの海の魅力などを語っていただいていますので、ぜひご覧ください。

http://www.umi-mogura.jp/action/diary/diaryDetail?diaryPk=16285
(閲覧するには、うみもぐらへのログインが必要です)

2011年1月18日火曜日

魚食の伝道師・上田勝彦さんの連載始まる


こんにちは、茂木です。
私事ですが、最近よく逗子マリーナの近くにある魚やさんに行きます。この時期だと、今が旬のナマコや地物のアジを買ったりします。

アジは夏が旬と思われがちですが、冬のアジも脂が乗っていておいしいといいます。確かに食べるとおいしいですね。

魚をさばく時はいつも一苦労するのですが、そんな私に朗報です。みなさんも魚をさばく時には参考にされてみてください。

実は私も日頃からお世話になっている上田勝彦さんが、アウトドア雑誌の『ビーパル』で魚料理の連載を始められました。

上田さんはもともと漁師さんだったのですが、今は水産庁でお仕事をしながら、魚の料理教室や、市場を廻ったりして魚食普及に努めている、とっても面白い方です。今はいろんなメディアに引っ張りだこなので、知っている方も多いかもしれませんね。

そんな上田さんの魚料理は、単なるお料理教室的なものではありません。魚の生態や、おいしさの引き出し方、聞き手に伝わるトークの技などすべてを持ち合わせている上田さんだからこそできる新しい企画だと思います。ご興味ある方は、雑誌とムービー合わせてご覧ください。ムービーは「え!?そんなやり方があったの?」といった目からウロコ情報が満載で、わかりやすいですよ。

魚食の伝道師・上田勝彦さんのアジのさばき方ムービーはコチラから。

2011年1月11日火曜日

「しんかい6500」を見学!

こんにちは、茂木です。今日も凍える寒さでしたが、みなさん風邪など引かれていませんか?
さて、ここ最近深海好いている私ですが、今日もまた深海に関する話題を。

突然ですが、みなさんは、宇宙にいくか、深海にいくか、どちらか一方の夢を叶えられるとしたら、どちらを選びますか?私は後者です。
その夢を叶えてくれるのが潜水艦ですよね。最も一般人の私が行けるはずもないのですが…。小さいころから、この「潜水艦」という響きには非常にロマンを感じていました。
実は今日、以前からお目にかかりたいと思っていた「しんかい6500」と「しんかい2000」を見せてもらいに、海洋研究開発機構(JAMSTEC)に行ってきました。ここは深海をはじめ、いろんな海洋の研究をしている機関で、みなさんもよくご存知だと思います。

今回いろいろとお話を聞かせてもらったのですが、中でもとりわけ面白かったことをご紹介します。



まずは、有人潜水調査船「しんかい6500」について。意外と知らなかったのが、潜航時間。どれくらい潜っていられるかというと、最長で8時間だそうです。これにはバッテリーの問題などが関係しています。行き帰りにかかる時間が2時間半ずつで、実際に海底調査に使える時間は3時間ということでした。トイレや食事もできるようですが、とても狭いスペースなので、実際には難しいことだとか。人が乗る耐圧殻はチタン合金でできていて、深海6500mでも耐えられる構造をしています。ちなみに、この製作を手がけたのは、三菱重工。世界に誇る技術ですね。

普段は調査に出ていることが多いため、実物を見られる機会は少ないということ。今回はメンテナンス中でしたが、ホンモノを見られてラッキーでした。


以下は見学用の「しんかい6500」。中はこんな感じでリアルに再現されています。実際はここに3人乗っていくので、結構窮屈そうですね。



深海の熱水域で採取されたユノハナガニが飼育されていました。水槽に特に圧はかけていないようですが、比重が「3.5」と、普通の海水(1.025前後)に比べて非常に高い値でした。ちなみに水温は8℃。それから、彼らは硫化水素を栄養源としているので、硫化ナトリウムの添加がされていました。深海生物の飼育ともなると、通常とは違う管理が必要なのですね。なるほどなぁ、と感心してしまいました。



以下が、硫化ナトリウムの添加装置です。


それから、シロウリガイにビックリ!この貝の血液は「ウルトラ血液」といわれ、真っ赤なのです。本当に人間の血みたいで気持ち悪いですよね…それもそのはずで、ヘモグロビンが含まれているんだそうです。貝を開けて、こんな色をしてたら即倒しそう(笑。



こちらが「しんかい2000」です。現在はもう使われていませんが、こちらも大活躍した潜水艦ですね。水中カメラや、マニュピレーターと呼ばれる、深海で採取作業などをするときに使う機器もじっくり見ることができました。







また水深1000mでかかる水圧を、カップラーメンのカップを使って説明していただきました。見る見るうちにカップが縮まっていき、高圧環境を感じることができましたよ。



当機関では、一般の方の見学もできますので、興味のある方は参加申し込みの上、ぜひ行かれてみてください。私たちの知らない世界がたくさんで、きっと面白いと思いますよ。

海洋研究開発機構(JAMSTEC)の見学について

2011年1月9日日曜日

西伊豆・戸田で、”深海漁” を体験


こんにちは、茂木です。
昨年末にこちらのブログで、あわしまマリンパークで「深海魚ふれあい祭り」がスタートしたことをお知らせしました。そのイベントに関係することなのですが、本水族館が深海生物調達のため乗船している深海漁船のことについて、今回はお知らせしたいと思います。

昨年12月に、私は西伊豆の戸田港から出る深海漁船「光徳丸」に、あわしまマリンパークのスタッフさんと共に乗船させていただきました。

この日は寒波がやってきていてとても寒かったのに加え、海もうねりが入っていました。また起床したのが、早朝3時だったこともあり、体調がいまいちな感じで乗船しました。

最初は、初めての体験にわくわくしてましたが、そんな気分は1時間ともたなかったです。体が動かなくなってゆきました。だんだん意識が遠くなっていって、自分も何か手伝ったり、写真を撮ったりしたいのだけど、到底ムリな感じで…完全なる船酔いダウンしました。くやしかったな…めったに酔わないのですが(泣。漁師さん、みなさんごめんなさい、といった感じで静かに横たわってました。それにしても、漁師さんはたくましい。毎日のことだから慣れるとはいえ、揺れを物ともせず、果敢にやるべき仕事をこなしていました。

さて、深海の底引き網は通常だと早朝から夕方までやるそうですが、この日は午後過ぎくらいで終わりました。その間、底引き網を引いたのは4回だったと思います。MAXのときで、6回引きます。






網を上げた後、漁師さんは、アカザエビやタカアシガニ、ギンダラやドンコなど市場で売れそうな魚を選別します。
そこで水族館は、漁師さんがあまり対象にぜず、海に戻してしまうような生物の中から必要そうなものを選別します。
例えば、メンダコやナヌカザメ、ミドリフサアンコウ、キホウボウなど。これらは生きて持って帰らなければならないため、クーラーボックスに入れてエアーを送りながら管理しておきます。深海生物なので、船上に上がってきた瞬間、浮き袋が口から出てしまっていたり、ぐったりしてるものも少なくありません。必要に応じては膨らんだ浮き袋を注射器でしぼませて持ち帰ることもあります。揺れる船上で、このような処理を行なうのはとても至難の業ですが、それをやってのける水族館のスタッフさんはやはりスゴイです。





今回は、せっかく作っていただいた高級アカザエビ(テナガエビ)とギンダラの汁を食べ逃しました。食べたい気持ちと、それを受け付けない体の苦闘がしばらく続きましたが、やっぱり無理でした…。本当に申し訳ない気持ちと、残念な気持ちでいっぱいでした。

寒くても、揺れても、漁師さんは漁をします。魚が私たちの口に運ばれるまでに、こんな苦労があるのだな、としみじみ漁師さんと食べ物に感謝しました。

本当はたくさん写真を撮るつもりでしたが、果たせずすみません。唯一撮れた写真を載せておきます。

また今回お世話になった「光徳丸」さんのお店では、タカアシガニなど駿河湾の新鮮な海の幸が味わえます。戸田近くに行く際には、ぜひお立寄りください。

2011年1月6日木曜日

おいしかった年末年始。

あけまして、おめでとうございます。年末年始おいしいものを食べ過ぎて増量した茂木です。今年もよろしくお願いします。みなさんは年末年始はいかが過ごされましたか?



私は、親類のいる仙台に行って参りました。仙台に行くと、どうも食べ過ぎてしまう傾向があります。海鮮もの、お肉、スイーツ、本当においしいものがたくさんで…。まず仙台駅に着いたら、「ずんだステーション」に立ち寄り、「ずんだプリン」(これが絶品)と、「萩の月」を自分用に購入するのが定番となってます。
今回は、そんな仙台で出会ったおいし~い海産物をご紹介します。

肝心なお店の名前をチェックし忘れてしまったのですが…仙台駅の近くの小料理やさんにて。まず頼んだのが、店主におまかせのお刺身盛り合わせ。左からマグロ、ホタテ、イカ、ギンダラ。マグロの色がきれいなピンク色で、見るからにおいしそうでした。一品ずつ食べて唸りました。



白子。昔は苦手だったけど、これはとろけ方が半端なく、新鮮さが伺えました。



そして外せないのがカキ。生ガキが大好きな私。ちょっと小ぶりだからと、1つおまけしてもらいました♪

最後に、初めてみた光のページェントは、なかなかステキでした。こういうイルミネーション的なの見たのすごく久しぶりだったので、ちょっと興奮しました。