こんにちは、茂木です。いよいよ関東も梅雨入りしましたね。雨ザアザア、気分萎え萎えな今日この頃です。
さて、6月12日(土)に海岸線をきれいにするイベント「豊洲クリーンナップ大作戦!」に参加してきました。暑い中、たくさんのボランティアさんが集まり、豊洲にある1700mの護岸を一生懸命清掃しました。本イベントは、雑誌
ソトコトとNPO法人
海塾の主催のもと行なわれたのですが、清掃後にはなんと、東京港エコクルーズに無料参加できるという特典もありました。その様子を一部ご紹介します。
今回清掃に参加したのは豊洲地区周辺の方が大半。このイベントの目的でもある「護岸清掃活動を通して、豊かな水辺の自然の再発見をする」を実践するかのように、ゴミ拾いをしながらみなさんいろんな発見をされていました。一見真っ黒に見える海の水を眺めていると、こんな海辺に生物が存在する事自体不思議に思えるかもしれませんが、護岸を観るだけでもかなりの生き物を発見するこができました。
ウミウやサギなどの鳥類、カニやトカゲ、ヘビまで発見できました。また護岸沿いにはびっしりとムラサキイガイ(ムール貝)が固着していましたよ(写真上)。ちょっと変わったところでは、ミドリガメやネコの死骸がありました。いろんなものが流れ着くのでしょうね。でもカメなど外来種の放流は絶対にやめてほしいものです。
いざゴミ拾いをはじめると、すごく集中してしまい、気付くと躍起になってゴミを見つけていました。子どもたちも一生懸命ゴミ拾い。小さい頃からこういった経験をしていれば、自らゴミを捨てるなんてしないようになると思います。拾ったゴミには、ビニールやタバコ、ペットボトルなどが多かったです。捨てる人がいて、拾う人がいる。「ゴミを捨てない」モラルくらい持ちたいものです。下の写真は、この日拾ったゴミを集めたものですが、コレまだ半分くらいの量です。
たくさんのゴミを拾った後は気分もスッキリ。次はエコクルーズへ!ららぽーと豊洲のアーバンドッグから、元東京FMのアナウンサー・高柳恭子さんのナビゲートによる東京港エコクルーズが出航されました。
見るからにおっき〜いクルーズを貸し切り!船内では、海の環境、海洋生物による炭素の固定化
(ブルーカーボン)の解説の他、東京湾にまつわるクイズも繰り広げられ、正解者にはキリンホールディングスより、ノンアルコールビールが贈られました。クイズの一例→「あそこにあるお台場のフジテレビから見える細長い島の名前は?正解は「鳥の島」なのですが、ここは最近コサギやアオサギなどの鳥が増えてコロニーを形成しているようなのです。ってことは、東京湾に餌となる生物が増えたってこと。嬉しいトリビアネタでした。また東京湾はその周辺に住む人の行動がすぐ反映される場所なので、みんなで気をつけていけば泳げる海にするのもそう遠くない未来にできる、というお話もありました。それは日常の中で簡単にできること。例えば油や食べ残しをティッシュやキッチンペーパーで拭き取ってから洗うだけでもかなり違う。そんなこんなで、クルーズから東京湾を眺めながら、いろいろためになるお話を聞けたのでした。
東京湾がもっと親しめる海となるよう、できることから始めたいものですね。