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2009年8月12日水曜日

あまんちゅ!

みなさん、ダイビングのマンガをご存知でしょうか?

古くは1981年の『バディは南風』。
もやは古すぎてどんなストーリーだったかすらわかりませんが、
少年キング掲載の傑作ダイビングコミックだったようです。

そして、昔「月刊ダイバー」に掲載されていた『ぷくぷくモモちゃん』。
こちらは、リゾートダイビングからマニアックな海中生物ウオッチングまで幅広く取り扱った、読むと海の中に行きたくなる楽しいエッセイまんがです。

そのほかには、モーニングに掲載の『Glaucos(グロコス)』。
フリーダイビングを題材にした漫画です。潜水医学に基づいたうんちくが随所にちりばめてあるので、なんでフリーダイビングであれほど深く潜れるのかを漫画を通して楽しく学べます。

そして最近の有名どころでは、次の3つくらいでしょうか。

ビッグコミックスピリッツに掲載の『我が名は海師』。
海上保安庁の新任潜水士が、父の亡き父の跡を継いでサルヴェージ屋になる物語です。あまり知られていないサルヴェージという仕事の厳しさを垣間見れます。作業潜水って大変です。

少年マガジンに掲載の『トッキュー!!』。
こちらは、海上保安庁の新任潜水士が、ある海難事故をきっかけに特殊救難隊に憧れ、成長していく物語です。実在するレスキュー専門の精鋭部隊を題材にしたストーリーだけに、リアルです。

最後はもちろん、ヤングサンデーに掲載の『海猿』。
海上保安官である「仙崎大輔」を主人公に、人命救助を中心とした海上保安官の活躍を描いた物語です。マンガだけにとどまらず、ドラマや映画にもなった、日本で一番有名なダイビング漫画でしょう。来年には『海猿3』も公開予定で、まだまだ盛り上がってます。

(余談ですが、この三つの作品は、全て小森陽一という原作者によるものです。この方2008年には、これらの海洋に関する創作活動の功績を讃えて、第1回海洋立国推進功労者表彰なるものを受賞されてます。こんな賞があったんですね。)

ちなみに、『ハチワンダイバー』も、その名前からダイビングのマンガかと思われますが、こちらは将棋の漫画です。



さてさて、なんでこんな前ふりになったかというと、ダイビングのマンガ史に新しい作品が加わったからです。ここ数日、ダイビングSNS『うみもぐら』の日記などでも話題だったので、早速ご紹介します!

月刊コミックブレイドに現在掲載中の『あまんちゅ!』です。
ダイビングが趣味の主人公「ぴかり」が、高校入学をきっかけに「てこ」と知り合い繰り広げられる日常生活を、のほほんと描いたマンガです。作品のキャッチコピーは、「日常ときどきダイビング。」となってますが、海中で使うゼスチャーや潜水医学の基礎知識などがダイビングを全く知らないという人にもわかり易く混ぜ込んであり、非常にためになるダイビング漫画です。
さっそく読んでみましたが、ほのぼのとした作風でなんとも癒されますよー。

コミック第1巻がこの8月10日に発売となっていますので、まだお読みでない方はぜひ読んでみてくださいね。

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