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2009年8月31日月曜日

東京湾 海水浴場復活シンポジウム

こんにちは、茂木です。
昨日、東京湾を泳げる海にしよう、と「海水浴場復活シンポジウム」というのが開かれました。
元海苔漁師・関口氏による東京湾と海苔のお話や、日本魚類学会・工藤氏による東京湾で見られる様々な生物の話など興味深い話が多々ありました。
その中で、いつも私が東京湾のことについて教えてもらっている、東京都島しょ農林水産総合センターの小泉氏も講演されていました。「生き物から見た川と海とのつながり」と題し、多摩川のアユの話などをされました。
いろんな方の話を聞き、元々東京湾というのは都会に面した豊潤な漁場だったのだなぁ、とつくづく感じました。「江戸前」はもはやブランドとして確立されているけど、東京湾産とうたったら全く違ったイメージで捉えられてしまうかもしれません。近い将来、東京湾が安全な食の確保と、安全な海水浴ができる場所となれるよう、私たち自身、小さなことから始めたいものですね。まずはエコな洗剤を使ってみるとか…。

2009年8月25日火曜日

海で活躍、ひんやりタオル

こんにちは、茂木です。
もうすぐ選挙の投票日ですね。みなさんは、行かれますか?私は当日用事があるため、早くも期日前投票を済ませました。
さて今日は、海で使えるスグレモノをご紹介。水に濡らすとヒンヤリするマジックタオルです!

超揮発性新素材で、水に濡らしただけでクール感が1~4時間続くのです。吸水性も抜群で、持ち運びにも便利。実際使ってみましたが、確かに冷たさが持続します。首の周りなどに巻いておくと、熱中症の予防にもなるのでは?と思いました。


商品名は「チリーパッド」、¥2,800です。
私はこのカエルのパッケージに目をひかれ、思わず購入。ちなみに、東急ハンズさんの暑さ対策コーナーのようなところに置いてありました。そろそろ秋が近付いていますが…持っていると便利ですよ。


2009年8月20日木曜日

小笠原諸島、「世界遺産」へ登録へのニュースを読んで

8月終盤戦!なんだかまた暑くなってきましてね。

今日はニュースからです。

小笠原諸島が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に推薦されるらしい。
なんでの世界遺産は数が増え現在890件に達する。そのため、審査が非常に厳しくなっているそうだ。

その「厳しい審査」の壁となっているのが外来種の生息。

来月の推薦書類を仮提出に備え、トカゲのグリーンアノールや薪の原料となるアカギなど、外来種の駆除作戦が始まっているとのこと。

そもそも世界遺産に登録されるメリットは一体なんなのだろう?
本来の目的は重要な自然、文化、遺産を認定し後世にまで伝えようとするもの。

しかし、最近の世界遺産関係の動きを見ているとどうもここにつく国家予算、有名になることによって得られる観光収入が目的…な気がしてならない。
結果生まれることを最初に求めている。

世界遺産に推薦されるような地域は、それを保護し、後世に伝える動きが土壌としてある上で申請されるべきなのではないだろうか。

申請するために外見を整える…。
それによって振り回されるまったく関係のない住人には迷惑極まりないことなんだろうな…。

小笠原と言えば、その昔、大学の合宿で3週間ほど滞在しました。
根っからのブダイ好き(珍しいって言われますw)の自分にとって
ザトウクジラよりもイルカよりもシロワニよりもここでしか見られないブダイの固有種に出会えたことが一番の感動でした。奴の名は

「オビシメ」

すいません。写真は持ってないんでググッて見てください。
体に帯を巻いているような色彩からついたこの名前。

何度見ても素晴らしい!!

アバチャン!?のストラップ発売

こんにちは、茂木です。
ダイバーのみなさん、朗報です(多分…)。ここ最近フォトコンテストなどでも度々目にする不思議な生物『アバチャン』が、なんとストラップで登場しました!

これ、結構マニアックな生物ストラップで有名な「海中散歩」シリーズのものなのですが…アバチャンは、アクアマリンふくしま限定販売なんです。


先日売店で見つけ、思わず購入。実は水族館スタッフ、かなり高い確率でコレ持ってました(笑。しかしスタッフ的にはこだわりがあるらしく、「もうちょっと眼がこうなるともっと似てるんだけどな~」や、「吸盤が付いてたほうがいいな…」なんて言いながらも、今回登場したアバチャンストラップのマニアックぶりに、少々ご満悦な感じでした。
現在、アクアマリンふくしまでは、このアバチャンを展示しています。ちなみに2匹いて、吸盤で水槽の端っこにくっ付いています。名前も姿もへんてこな彼らにぜひ会いに行ってみてくださいね。(下の写真は、以前展示していたもので、今展示中の個体とは異なります)

2009年8月18日火曜日

『ランキング』を更新しました!

人気コンテンツの『ランキング』を更新しました。
第10回目の今回は『ダイブネット閲覧者・100人に聞きました!』です。
他のダイバーのみなさんは、どう思っているのだろう…?
気になる回答をチェックしてみてくださいね!

ランキングページはコチラ

環境に優しい、日焼け止め

こんにちは、茂木です。
今朝は少し涼しく、もう秋が近付いてきてしまったのか…?と心配になるくらいでした。まだ夏を満喫してない私。暑すぎるのは苦手だけど、来月あたりどこか島に潜りにいきたい、と考えているのでまだ涼しくならなくてよい!と勝手に思うのでした。


さておき、今日はエコな日焼け止めをご紹介。
原材料にヒマワリ種子油や、ミツロウ、チャ葉エキスなど、生物分解できるものを使っているので、海にも環境にも優しい日焼け止めです。SPF30、もちろんウォータープルーフで、白ウキもしない優れもの。
実際に使ってみましたが、保湿性に優れていて、強い日差しからしっかり守ってくれる感じがしました。サンゴや海に悪影響を及ぼさないため、安心して塗り直すことができます。オーガニック成分由来のため、自然系の独特の香りがしますがそんなにきつい香りではないです。ダイバーにとっては、ウエットスーツに付いても、きれいに落ちるところが嬉しい。敏感肌の方でも安心です。
こういった日焼け止め、市販されているもので探すとなると意外と数が少なく大変なんですよね…でもやっぱり海に優しいモノを選びたい!そんな方はぜひ詳細をご覧ください。

soleo(ソレオ)という商品になります。詳細はコチラ
通信販売もしているので、ぜひ覗いてみてくださいね。

2009年8月14日金曜日

かけこみギリ割ツアーを更新しました!

9~10月のギリ割ツアーを更新しました。
シルバーウィークに向けて、お得なダイビングツアーが満載です。
サーチャージ復活の前に、海外でダイビングを満喫しましょう!

■ラパス・一番のデラックスホテル<フィエスタイン~スーペリア~>たっぷり12DV付 8日間
■コスメル「フィエスタ・アメリカーナ・コスメルダイブリゾート滞在」8日間
■タイ・タオ島、ジンベエの季節!8~10ダイブ ビッグブルーリゾート宿泊6日間
■パラオ・ココロホテルステイ6日間
■台北経由で行くペリリュー島6日間(9ボートダイブ付+食事付)
■台北経由で行くカープ島6日間(6ボートダイブ付+食事付)
■台北経由で行くパラオ5日間(6ボードダイブ付)
■久米島・3泊4日4ボートダイブつき・羽田→久米島直行便キャンペーン
■パプアニューギニアお小遣いキャンペーン $100クーポンをプレゼント

詳しくは、ギリ割ツアーのページをご覧ください。
http://divenet.jp/tourlist/original/ad.html

2009年8月13日木曜日

『寄生虫の世界展』 in アクアマリンふくしま


こんにちは、茂木です。
一昨日、昨日と仕事でアクアマリンふくしまに行ってきました。夏の企画展示『寄生虫の世界展』について、担当者の方から詳しいお話を聞くためです。
今回の企画展は、マンボウの寄生虫をメインに展示しているのですが、獣医さんが自前で採取した寄生虫をホルマリン標本で展示していたり、うにょうにょ動く動画もあったりして画期的な内容でした。
ビワアンコウの標本も一見の価値ありですよ!以前、ミツクリエナガチョウチンアンコウの寄生標本は見た事がありましたが、ビワアンコウは思った異常に大きくてびっくりしました。なんでこんな生きものが世の中に存在するのか、不思議でたまりません…。
見学者からは「気持ちわる~い」という声も聞こえてきましたが、大人の方は割と興味を持って解説板まで見ていたように感じます。
ある意味、私たちもいろんなものに寄生(依存)している生きものだと思います。寄生虫も生態系の一部で、そのミクロな生物が驚異的な生き方をしていることを垣間見るだけでも、すごく世界観が広がり面白いですよ。
興味のある方は今月いっぱいの展示なので、お見逃しなく。

2009年8月12日水曜日

沖縄トリップに便利な図鑑登場

「あの魚、何だっけ?」
ダイビング後によく語られる会話である。

カメラに収めていれば一目瞭然ですが、そうでない場合は
「赤っぽくて、尻尾の黄色い、アジみたいな魚だったような…」
曖昧な表現から連想して図鑑で探すしかありません。

そんな時、便利なのがこの図鑑


















海中大図鑑 「沖縄の海」
伊藤勝敏・著

エリアを日本の沖縄近海に絞ったコンパクトな図鑑で持ち運びにも便利。
ターゲットが沖縄なので「似ているけど生息地が違う」生物と間違えることはなし。

さらに、魚類の掲載はもちろん、ウミウシやホヤ、海藻まであらゆる生物を網羅!
非常によくまとまっていてコストパフォーマンスに優れた一冊。

沖縄のダイブトリップのお供に是非!

あまんちゅ!

みなさん、ダイビングのマンガをご存知でしょうか?

古くは1981年の『バディは南風』。
もやは古すぎてどんなストーリーだったかすらわかりませんが、
少年キング掲載の傑作ダイビングコミックだったようです。

そして、昔「月刊ダイバー」に掲載されていた『ぷくぷくモモちゃん』。
こちらは、リゾートダイビングからマニアックな海中生物ウオッチングまで幅広く取り扱った、読むと海の中に行きたくなる楽しいエッセイまんがです。

そのほかには、モーニングに掲載の『Glaucos(グロコス)』。
フリーダイビングを題材にした漫画です。潜水医学に基づいたうんちくが随所にちりばめてあるので、なんでフリーダイビングであれほど深く潜れるのかを漫画を通して楽しく学べます。

そして最近の有名どころでは、次の3つくらいでしょうか。

ビッグコミックスピリッツに掲載の『我が名は海師』。
海上保安庁の新任潜水士が、父の亡き父の跡を継いでサルヴェージ屋になる物語です。あまり知られていないサルヴェージという仕事の厳しさを垣間見れます。作業潜水って大変です。

少年マガジンに掲載の『トッキュー!!』。
こちらは、海上保安庁の新任潜水士が、ある海難事故をきっかけに特殊救難隊に憧れ、成長していく物語です。実在するレスキュー専門の精鋭部隊を題材にしたストーリーだけに、リアルです。

最後はもちろん、ヤングサンデーに掲載の『海猿』。
海上保安官である「仙崎大輔」を主人公に、人命救助を中心とした海上保安官の活躍を描いた物語です。マンガだけにとどまらず、ドラマや映画にもなった、日本で一番有名なダイビング漫画でしょう。来年には『海猿3』も公開予定で、まだまだ盛り上がってます。

(余談ですが、この三つの作品は、全て小森陽一という原作者によるものです。この方2008年には、これらの海洋に関する創作活動の功績を讃えて、第1回海洋立国推進功労者表彰なるものを受賞されてます。こんな賞があったんですね。)

ちなみに、『ハチワンダイバー』も、その名前からダイビングのマンガかと思われますが、こちらは将棋の漫画です。



さてさて、なんでこんな前ふりになったかというと、ダイビングのマンガ史に新しい作品が加わったからです。ここ数日、ダイビングSNS『うみもぐら』の日記などでも話題だったので、早速ご紹介します!

月刊コミックブレイドに現在掲載中の『あまんちゅ!』です。
ダイビングが趣味の主人公「ぴかり」が、高校入学をきっかけに「てこ」と知り合い繰り広げられる日常生活を、のほほんと描いたマンガです。作品のキャッチコピーは、「日常ときどきダイビング。」となってますが、海中で使うゼスチャーや潜水医学の基礎知識などがダイビングを全く知らないという人にもわかり易く混ぜ込んであり、非常にためになるダイビング漫画です。
さっそく読んでみましたが、ほのぼのとした作風でなんとも癒されますよー。

コミック第1巻がこの8月10日に発売となっていますので、まだお読みでない方はぜひ読んでみてくださいね。

2009年8月10日月曜日

淡水魚と海水魚が同居!?


こんにちは、茂木です。
今日は、おもしろ水槽のご紹介です。
先日8月8日に、箱根園水族館で摩訶不思議な水槽の展示が始まりました。
『好適環境水』という今話題の、奇跡の水を使ったおそらく世界初の展示です。この水を使うと、キンギョとクマノミが一緒に飼えてしまうのです!なんだか気味悪いと思う方もいるかもしれませんが…気になる方はぜひ見に行ってみてください。
もともとこの水は、山間部で海水魚を飼うため安価の海水の調達ができないか、研究開発されてできたものらしいです。まだ飼育できる魚種は限られているようですが、現在市販されている人工海水よりも安いとのことです。ただまだこの水、市場には出回っていないです。



ニシキゴイやワキンと、クマノミやスズメダイが共に泳ぐ光景は、まさに新感覚ですよ。

2009年8月7日金曜日

FOREVER BLUE ~海の呼び声~

Wiiで、ダイビングのゲームが出るようなので、ご紹介します。
『FOREVER BLUE ~海の呼び声~』
http://www.nintendo.co.jp/wii/r4ej/



Wiiリモコンを使って、海の中を探検するダイビングアドベンチャーです。
公式サイトを見てみましたが、ダイバーの装備や魚など、結構本格的な感じです。
リアルにはなかなか潜れないレアなスポットもあるみたいなので、
もう国内のスポットは潜りつくしたぜ!という方にも楽しめそうです。

9月17日の発売ですので、Wiiをお持ちの方はぜひお楽しみください。

2009年8月6日木曜日

神秘の海へ

新しい視点と美意識で、男たちのデザイン生活を刺激するクオリティマガジン、
Penの最新号がちょっとすごいので、紹介しちゃいます。
タイトルもずばり、「水の惑星の知られざる世界 神秘の海へ」。

HPには、
『地球は、表面の約70%が海で覆われている「水の惑星」だ。
身近な存在でありながら、宇宙以上に謎に包まれていて、
たとえば──深海を探索した人間は、宇宙に行った人間よりも少ないのだ。
そんな海には、いまもなお多種多様な生き物が住み、豊富な資源が眠っている。
今号のPenでは、そんな豊かなる生命を育んだ、海の神秘に迫ります。』
と紹介されています。



装丁からして気合が入ってますが、内容ももちろん気合が入っていて、海の最新トピックスに始まり、海洋生物の紹介、水族館の特集、海グッズの紹介と、ディープに幅広く海を楽しめます。

普段読んでいるダイビング雑誌とは少し違った雰囲気ですので、ぜひ読んでみてください。いやー、海の楽しみ方はいろいろですね。

2009年8月5日水曜日

海のエジプト展

パシフィコ横浜で開催されている『海のエジプト展』に行ってきました。

海のエジプト展』は、紀元前700年から後800年まで、古代エジプトの「末期王朝」から「プトレマイオス朝」、さらには「ギリシア」「ローマ」時代へとつながる1500年間の歴史をたどる展覧会です。



ファラオの彫像や、ヒエログリフの刻まれたステラ(石碑)、スフィンクスや女神などの石像、金や宝石で彩られたアクセサリー、王の横顔が彫られたコインなどが展示されているのですが、この全てが地中海に面した街の海底遺跡から発掘された至宝です。

ただ発掘するだけでも大変そうなのに、その全てが海の中に沈んでいるとなると、発掘物を見つけ出して状態を維持したまま陸上に上げるまでに、どれほどの苦労がかかるか気が遠くなりますよね。

この『海のエジプト展』では、単に発掘物の展示にとどまらず、海洋考古学者たちがどのようにして発掘物を収集していたかがわかるように、水中での発掘の様子や使用する道具を展示してあるので、ダイバーにも必見の内容となってます!館内は撮影禁止だったので、写真は取れませんでしたが、会場のほぼ中央にある、水中でのダイバーの発掘の様子のジオラマは、必見です。

PADIのダイバーの方は、割引もあるみたいなので、ぜひパシフィコ横浜に足を運んで見てください。

2009年8月3日月曜日

シーラカンスの企画展&講演会


こんにちは、茂木です。
昨日私はシーラカンスの企画展を見に、群馬県まで行ってきました。なぜに群馬?と言いますと…その企画展が行われているのが、群馬県立自然史博物館というところなのです。
そして昨日は、私が以前働いていたアクアマリンふくしまの上司が、シーラカンスの講演をするということで、急遽かけつけた次第です。

企画展は、すごい充実ぶりです。化石から、映像から、講演会から内容が素晴らしくて、本当に驚きです。他にもお客さんがたくさん来ていて、反応をみていても、シーラカンスにみんな関心があるんだな~って感じがしました。

講演会では、大変貴重な話を聞くことができました。アクアマリンふくしまは、シーラカンス・プロジェクトチームを結成し、インドネシアのメナドや、アフリカのコモロ諸島で調査を行っているんですね。2006年にはついに生きたシーラカンスの映像を納めるのに成功したわけですが、その壮大なプロジェクトはまだまだ続いています。詳細はまた別途、報告したいと思います。



おまけで。水槽にいた、かわいいハイギョ。南アメリカにいる種類らしいです。