コーラル・ネットワークの宮本 育昌氏からは、
改めて、サンゴマップに参加する方法や、
サンゴマップの見方などについて説明がありました。
サンゴマップの参加方法は、主に2通り。
誰でもできる!「サンゴがあったよ、なかったよ」コースと、
できる人にお願い!の「しっかり底質調査」コースの2つです。
詳しくは、下記を参照してください。
どんなサンゴを探したらいいのか?写真はどう撮ったらいいのか?
など、わかりやすく説明されています。
「参加の仕方(2コース)」
「サンゴマップを見てみる」
国立環境研究所の山野 博哉氏からは
感激の声が聞かれました。
「今回提供していただいたデータは、環境省のサンゴ礁分布図作成にも活用され、 サンゴ礁の保全に役立っています。
このプロジェクトが元になり、館山で温暖化の指標となるサンゴが見つかり、地球温暖化の影響を調査する研究に繋がったり、沖縄の大浦湾で巨大なサンゴが見つかったという発見もありました。 昔はなかった情報なので、大変貴重です。 改めて、参加型の調査の意義と力の大きさを感じました。
これはサンゴかな?とはっきりわからない場合でも、ひとまず写真を撮って送っていただけると助かります。 サンゴの写真を撮る時は、それ自体の写真と、その周りの環境がわかるような 写真を意識して撮ってもらえると助かります」
と述べられた後、
「このプロジェクトを続けていく意味はあるのか?についてですが、 サンゴ礁は変化を続けていくので、継続的に調査をすることで、 白化などの異変を迅速に把握できるようになります。 また変化の原因を詳しく調べたりもできるので、大変意味があります」
と続けられた。
また司会を務められた、国立環境研究所の浪崎 直子氏からは
「サンゴマッププロジェクトを通して、いろんな事業者の方と繋がりを持てたことがとても楽しく、 この活動をやめないで続けていきたいな、と思いこれまでやってきました。 まだ目標の情報量まで達していないので、ぜひみなさまからのご協力をお待ちしています」
とコメントがあった。
サンゴか?サンゴじゃないか?
わからない場合はどうすればいいの?
海で見て、それがサンゴかはっきりしない場合でも、ひとまず写真や情報を送ってほしいとのこと。
送ってもらった情報に対しては、研究者の方でそれがサンゴなのか何なのか、 写真をもとに判断することができるので、写真が重要な情報になる。サンゴは種類を判別するのがとても困難な生きものなため、 研究者でも細かい分類までできないことも多々あるが、今後は、研究者から情報提供者へのフィードバックする仕組みも実行委員で検討していくという話があった。
今回セミナーに参加し、一般ダイバーやインストラクター、 研究者などが垣根なく情報交換できる場として、このサンゴマッププロジェクトは 画期的な試みだと感じました。
私自身、サンゴを見るといつも癒され、不思議なエネルギーをもらえる気がします。その存在に改めて感謝し、大切にしていかなければならないと感じました。私もダイビングする際はサンゴに目を光らせ、情報提供に参加したいと思います。
ダイバーのみなさん、一緒にマップ作りに参加しましょう!!
2010年2月25日木曜日
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