8日に、東大の海洋研究所で興味深いシンポジウムが行われたので、参加してきました。テーマは『水族館における水生生物研究と教育-現状と展望-』。
全国各地の水族館職員や、海洋系の研究者の方が日頃自分たちが行っている研究や、水族館の持っているものをどうやって教育と結び付けて行くか、などについて発表しました。学校の先生や、大学生の聴講者も結構見られ、大変盛況でした。
今回は、中でも興味深かった何点かをご紹介します。ちなみに、写真はわかりにくいかもしれませんが…
沖縄美ら海水族館の「飼育トゲスギミドリイシの繁殖」の研究発表は、とても興味深かったです。飼育の難しいサンゴを、水槽内で正常に繁殖させることに成功した、その技術的な部分の話を聞くことができました。
上の写真で、美ら海水族館の左側、備瀬のビーチ前に、きれいなリーフがこんなに広がっていることに驚きました。それでも白化現象の影響が大きく、その保全のためにも飼育下でサンゴの繁殖を試みているようです。
神奈川県立生命の星・地球博物館の瀬能先生のお話では、一般ダイバーからの魚類写真提供が重要な研究資料になっているとの報告がありました。
魚類データベースは1994年に作られ、その登録された画像数は2009年10月までで、なんと80584点とか!
魚類データベースは1994年に作られ、その登録された画像数は2009年10月までで、なんと80584点とか!
他にも素晴らしい発表がたくさんあったのですが、今回はこの辺で。
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