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2010年10月26日火曜日

小田原魚市場のセリ現場へ突撃!


こんにちは、茂木です。
去る10月16日、小田原魚市場でセリを見学してきました。今回は特別に、魚國商店の代表取締役社長・古川さんにご案内いただきました。



魚市場がある小田原漁港といえば、個人的に馴染み深い場所。ダイビングで早川や伊豆方面に行く際、構内にある食堂に立ち寄ったり、はたまた土曜日に開催される一般人向けの朝市に出かけてみたりで。ここに行けば新鮮でおいしい魚に出会える!そんなホットな場所です。


本格的なセリを見るのは初めてだったのですが、いろんな種類の魚が所狭しと並べられていて、とにかく楽しい!終始興奮しっぱなしでした。
セリ人たちは、次々と場所を移しながらさまざまな魚介類を競り落としていきます。市場内は活気で溢れかえっていました。その活気にもまれながらも、セリ人が出す指の数が何を意味しているんだろうなぁ、なんてじっと観察していました。
小田原魚市場のように伝統的なやり方でセリを行う地方の魚市場は、今はとても少ないようです。この日は、海で獲られた魚にどうやって値がつけられていくか、実際見ることができとても勉強になりました。



次々と出荷されるたくさんのアジです。



つい見入ってしまったミシマオコゼ。ダイビングでは「スターゲイザー」の呼び名で、人気の魚ですよね。食べても◎。



獲れたてのヤリイカは色が透き通っていてきれい~。イカにもおいしそう…。


他にもこんな変り種も。ネコザメとシマウシノシタ。食べるというより、飼いたい魚ですね。

その他、普通は冬~春先くらいまで獲れるはずのホウボウが、最近では秋口まで獲れるなど、奇妙なことが起こっていることも教えていただきました。確かにここ最近、魚の旬が狂ってしまっていますよね。魚市場は、海の環境変化を敏感に感じる現場でもあるのです。

私自身、自分が食べるものがどうやって口まで運ばれるのか、大変興味があります。それが魚であろうが野菜であろうが、水でも何でも。それを知ると、食べ物をいただくときに感謝の気持ちが増して、おいしく食べられるような気がします。今回はそんな意識を再確認させてもらえる貴重な機会でもありました。ぜひみなさんもチャンスがありましたら、小田原漁港に出かけてみてください。土曜日の朝市では、一般の方でも魚を買うことができますよ。ちょっと早起きをがんばれば…。

「小田原漁港の朝市」詳細はコチラ

御蔵島で、ドルフィンスイム。


こんにちは、茂木です。
お天気がパッとしませんね。青空が恋しいです。さて私は先週末、ずっと行きたいと思っていた御蔵島に、やっと行くことができました。
久しぶりの船旅に、テンションを上げながら出発。したのはいいのですが、天気が微妙…。条件付きでの出航となりました。無事島に降り立てるか不安でいっぱいでしたが、奇跡的にフェリーが着岸、晴れて上陸できました☆敏腕船長さんのおかげです。ありがとう、船長さん!
そこからはじまり、海がうねうねの中実施したドルフィンスイムでは大感動。聞くのと体験するのでは全然違いますね。もう少し海が穏やかならなぁ…と思いましたが、自然相手でイルカに遭えたことだけでもスゴイこと。いろんなものに感謝しました。
海で野生のイルカと一緒に泳いでいたら、自分がすごくシンプルになっていくのがわかりました。余計なことは考えず、ただ目の前にいる彼らに近づきたいと思いました。最初は粗末な機材ながらも、イルカの写真を撮りたくてがんばっていましたが、イルカたちが思ったよりも近づいてきてくれるので、もっと一緒に遊びたくなった。途中からはカメラは気にせず、息の続く限り中層でたくさんアソビました。なんだろう、あの距離感は。触れなくても、すごく近くに感じました。彼らの動きとシンクロすると、自分がその世界に溶け込めているようで、妙に嬉しかったりました。体は疲れているはずなのに、何度でも彼らと遊びたくなり、海に入りました。
御蔵島の人は「イルカは玉石(御蔵島の海岸にはこれがたくさん転がっている)のようなものだ」と言ったようですが、当たり前のようにイルカがいて、本当に羨ましい環境です。ずっと守っていきたいですね。

今回は山での体験もしました。南郷というところで、電気も水道もガスもない古民家生活をし、朝型にはオオミズナギドリを観察しました。巨樹の生える森の雰囲気も、大好きになりました。

上の写真は、海に入って最初に出会ったミナミハンドウイルカの群れです。朝早かったからゆっくり並走していました。まだ寝ていたのかな。。

このドルフィンスイムの詳細は、近々記事にして掲載予定です。お楽しみに。

2010年10月21日木曜日

リレーコラム『潜魂(もぐりだま)』第24回を更新しました


第24回目は、エクアドルにある少人数向けのエコツーリズムを提供している会社「スールトレックツアーオペレーター」の山田 陽介さんです。



エクアドルの自然や人の温かさなどに魅了されてからそこに根を下ろすまでの経緯や、一番感動した海「ガラパゴス」について語っていただいていますので、ぜひご覧ください。

http://www.umi-mogura.jp/action/diary/diaryDetail?diaryPk=15819
(閲覧するには、うみもぐらへのログインが必要です)

2010年10月18日月曜日

「アメリカのパイを買って帰ろう」イベントが開催


こんにちは、茂木です。
今日はもう一つ、沖縄の本に関するイベント紹介を。

ダイバーのみならず、多くの人に愛されている『沖縄』という地。
みなさんは、沖縄についてどれくらい知っていますか?

沖縄がアメリカ統治下にあった1945~1972年の27年間。沖縄には、パスポートがなければ入れない時代がありました。つまり「アメリカだったころの沖縄」があった。そして沖縄の人はその頃のことを語りたがりません。真実が明かされないできた27年間。
その長い沈黙を破るべく、あえて現地取材に踏み切り、地道な努力でノンフィクション・エッセイを書き上げた方がいらっしゃいます。その方こそ、『アメリカのパイを買って帰ろう ―沖縄58号線の向こうへ』の著者・駒沢 敏器氏であります。ご存知の方も多いかもしれませんね。
本作品は、27年間、言葉、食べ物、建材、教会、ラジオなど、暮らしの様々な場面において、沖縄が「アメリカ的」なものとどのように向き合い、取り入れながら生きていったか。数多くの実例や証言から「沖縄のアメリカ文化」の背景とその独自性を鮮明に描き出しています。

今回のイベントでは、駒沢 敏器氏が、著書をテーマとしたトークショーを行います。
またゲストには、本にも登場する沖縄コザ(現・沖縄市)のロッカー、ローリークック氏が登場し、ギターライブを開催。アメリカン・ミュージックとオキナワン・ソウルの融合を肌で感じてみませんか?
私も大好きな沖縄のことをもっと知りたいので、参加できればと思っています。ご興味ある方はぜひ☆

日時:11月18日(木)、19時開場、20時開演
会場: 『新世界』港区西麻布 (予約、お問い合わせは『新世界』へ)
料金:3500円+ドリンク代
出演:トークショー/駒沢敏器  ライブ/ローリークック

■駒沢 敏器
こまざわ・としき 1961年東京生まれ。雑誌「SWITCH」で編集者を経て、フリーランスの執筆、翻訳業として活動を開始する。主な著書に「語るに足る、ささやかな人生」「地球を抱いて眠る」、ボブ・グリーンや、ジェイ・マキナニーなどの訳書がある。

『海の生物を知ろう』展が開催!


こんにちは、茂木です。
とっても面白そうなイベントを見つけたので、ご紹介。

クジラの生態からマグロの養殖まで、海の生き物がまるわかりなイベントに出かけてみませんか?最先端の研究者のお話が聞けます。
きっと奇想天外、目からウロコな話題に出会えるはず。
興味のある方は、今週末、日大藤沢キャンパスへ☆

日 時:平成22年10月24日(日)13:00~17:00
場 所:日本大学生物資源科学部本館3F(http://www.brs.nihon-u.ac.jp/access_map.html
入場料:無料

詳細はコチラ

2010年10月11日月曜日

八景島にジンベエザメが!


こんにちは、茂木です。
3連休はいかがお過ごしでしたか?天気がいまいちでしたが、最終日は気持ちよく晴れましたね。

さて、もう知っている方も多いと思いますが、横浜・八景島シーパラダイスに、ジンベエザメがやってきました。
千葉県館山市の定置網に迷い込んだオスのジンベエザメを、今月5日から展示しています。体長は4.5mだそうですよ。まだまだ大きくなりますね。

私は最初ジンベエがやってきたと聞き、「え!?あんな大きい魚体がどこの水槽に入ったんだ?」と考えてしまいました。八景島の館内の大水槽は、ジンベエが入るにはちょっと狭いし、別館の水槽だと深さが足りないだろうし…。結果、ショープールに展示していることがわかりました。なるほど、確かにそこならなんとか、ってショーはどうなるんだ?と思っていたら、イルカ、クジラは出演せず、セイウチ、アシカ、ペンギンで行なっているようです。

東日本では今回が初展示となり話題を呼んでいますが、少しでも長く元気でいてほしいなと思います。飼育係さんにもがんばってほしいですね。

今年は日本各地でジンベエザメ出現のニュースを聞きましたが、もしかしたらメキシコ湾の重油流出の影響で、ジンベエザメが回遊ルートを変えた可能性もあるんじゃないかな?とか思ったりしてます。
何はともあれ、世界最大の魚類・ジンベエザメ、やっぱり見たいですよね。というわけで、近々見学にいく予定です。みなさんもぜひ☆

ジンベエザメの展示詳細についてはコチラから。

2010年10月8日金曜日

リレーコラム『潜魂(もぐりだま)』第23回を更新しました


第23回目は、海洋調査会社・海洋リサーチで、生物の生態調査などをされている井上昌宏さんです。



航空整備士から海洋調査員へと転身した理由や、奄美の海での感動体験などを語っていただいていますので、ぜひご覧ください。

http://www.umi-mogura.jp/action/diary/diaryDetail?diaryPk=15713
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