こんにちは、茂木です。
ここ最近すっかり秋めいてきて、晴れた日などはとても気持ちがよいですね。
さて、今回は東京湾の干潟調査について。私は何度か東京都島しょ農林水産総合センター(元水産試験場)の方と一緒に、普段は立ち入り禁止の葛西・西なぎさの干潟調査をしたことがあります。ディズニーランドも間近のここには、アサリをはじめ二枚貝がたくさん生息します。しかし台風の影響などで河川の水が大量に流れ込んだときなどは、塩分濃度の変化に耐えきれず死んでしまう貝がたくさんいます。何年か前の台風の時は、西なぎさ一帯のアサリが全滅したほど。そんな過酷な環境下でも、稚貝や成長した貝たちを見る事ができると、いろんなことを考えさせられます。
また隣の東なぎさは人が立ち入ることができるので、夏はたくさんの海水浴客などで賑わいますが、西なぎさと比べて生息する生物が少ないようです。同じ人工島ですが、人の立ち入りがあるか否かで生息種に変化が見られるのは事実。改めて自然との付き合い方を考えるのでした。
みなさんも機会があれば、遠目からでも西なぎさを眺めてみてください。鳥のサンクチュアリでもあるので、バードウオッチングもオススメですよ。
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